京丹波が誇る名産品「丹波栗」

『丹波栗』は京都を含む丹波地方で育つ栗の総称で、その中でも和知地区で収穫されたものを「和知栗」と呼んでいます。『丹波栗』の歴史は長く、持統天皇が栽培を奨励したとも言われ、また古事記や万葉集、日本書紀にもその名が登場するほど古くから知られています。平安時代の中頃につくられた「延喜式」という法典には、丹波の国の名産品として栗の名が紹介されており、しかも自然の栗ではなく、栽培された栗だと考えられています。つまり、日本の栽培の歴史は丹波からはじまり全国に広まったらしいのです。また、都への税金のかわりに栗を納めていたという記録もあります。さらに、市場へ持って行くと銀と交換ができることから、「銀寄」という品種があるほど。鬼皮の色が黒く、大粒で甘みが強く、ホクホクした食感が特徴。色つやもよく、他の産地より明らかに良質とされる丹波産は、焼き栗にするとその違いがよくわかります。現在でも最上級品として市場で高い評価をされ、秋の収穫シーズン後は、渋皮煮や栗ごはん、京料理、イタリア料理、京菓子、洋菓子等でも重宝されています。

こだわりは土作りと低樹高栽培

効率よく太陽の光をあて、栽培がしやすいように3.5mの高さになるよう剪定し栽培する方法です。果樹の中でも特に日光を必要とする栗は、直射日光が当たるところにしかイガがつかないという習性があります。剪定をすることで樹全体、枝1本1本までしっかりと直射日光が当たるため、大粒の栗をたくさん収穫できるようになるのです。また、害虫などの対策がしやすくなるだけでなく、低く剪定した樹は揺れにくく、台風等の自然災害にも強くなります。

土作り

深く耕し、水を抜き、空気を入れ、元肥を十分に施します。

整枝剪定

枝ぶりを良くし、木々の隅々まで太陽光線を行き渡らせます。
1年間に40~50cmほど生長するので、毎年3.5mに剪定します。剪定のポイントは切り口を斜めにすること。水が溜まらないので腐りにくくなります。

害虫対策

剪定を徹底して行い、日当りと風通しを確保することが病害虫防除の決め手。薬剤は使用せず、栗園内の環境改善で安心・安全の栗栽培を実践しています。また、イガを20cm程度掘った穴に埋めれば害虫は死滅し、埋めたイガは有機肥料になります。

丹波マロンファーム

苗づくり

秋にはじめて3年後の秋までが苗づくりの期間です。
秋に種用の栗と大鋸屑を層になるよう交互にプランターに入れ、保存します。翌春に保存していた種を畑に蒔きます。約3週間程で根が出て、1ヶ月半後には芽が出てきて、半年後(10月頃)には70cmまで生長します。
2年目の春(ソメイヨシノの咲く頃)に接ぎ木を行います。接ぎ木の利点は実の付きが早くなり、良い遺伝子を引き継げること。3年目の秋には栗畑に移植して苗づくりは終わります。

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収穫~選別

9月中旬から10月上旬。落ちているイガだけを収穫します。樹に生っている未熟果はまだまだ味が悪く、腐りやすいのです。落果を金ばさみで拾い、足で毬をこじあけ、実を取り出します。
選別は選果台に栗を並べ、1個ずつよく見て、皮が裂けたものと虫喰いや病気の栗を取り除いたあと、選果機でサイズ別に分けます。

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貯蔵(低温/0℃)~発送

果実に入るクリシギゾウムシを駆除するため燻蒸処理をして出荷するのが一般的ですが、当ファームでは鮮度・品質を保持しながら虫喰いを防ぐため、収穫後水洗し、すぐに専用の冷蔵庫で低温(0℃)貯蔵します。
一定期間低温で貯蔵すると、栗のデンプン質が糖に分解され甘みが増した高糖度の栗になります。糖度の増した食べ頃の栗を美味しく食べていただけるようクール便でお届けしています。